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開花時刻調節で変わる未来の作物生産

研究課題

戦略的な研究開発の推進 未来社会創造事業 探索加速型

体系的番号 JPMJMI22I2
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJMI22I2

研究代表者

石丸 努  農業・食品産業技術総合研究機構, 中日本農業研究センター, 上級研究員

研究期間 (年度) 2022 – 2024 (予定)
概要近年、熱波や干ばつといった作物生育環境の劣悪化により、世界の食料安全保障が脅かされている。作物の開花時は最もストレス感受性が高く、ごく数時間高温に遭遇するだけで受精不良となり、種子ができない(‘不稔’という)。気候変動の進行により不稔発生を通じたコメの減収は顕在化しつつあり、その社会課題を解決するために、開花時刻を気温が低い早朝にシフトする『早朝開花性』を作物に導入することで不稔の発生を食い止める穀物生産システムが提唱されてきた。本研究では、作物の開花時刻を制御する有用遺伝子を探索するとともに、早朝開花イネを用いて高温と乾燥ストレス環境下でのコメの安定生産を達成し、国内では多収で高品質穀物の生産確保、開発途上国では飢餓や貧困がない未来社会の実現を目指す。
研究領域顕在化する社会課題の解決「持続可能な環境・自然資本を実現し活用する新たな循環社会システムの構築」

報告書

(2件)
  • 2023 年次報告書 ( PDF )
  • 2022 年次報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2023-01-10   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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