1. 前のページに戻る

いきいき・つながり職場づくり:孤立・孤独を予防する包摂組織の社会実装

研究課題

戦略的な研究開発の推進 社会技術研究開発事業

体系的番号 JPMJRS22K1

研究代表者

川上 憲人  東京大学, 大学院医学系研究科, 特任教授

研究期間 (年度) 2022 – 2026
概要コロナ禍における対人距離の増大、テレワークの経験は、労働者の働き方を自律・分散化させ、企業・組織でのコミュニケーションを低下させた。この傾向はポストコロナ時代でもさらに進むと予想されている。デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、メタバースで勤務する新しい労働形態も出現している。こうした新しい働き方の中で、労働者が社会的ネットワークから切り離された「孤立」状態や、労働者が主観的に「孤独」状態に陥るリスクが高まっている。 本プロジェクトは、「自律・分散」x「DX/Society 5.0」の働き方の中、労働者を包摂する企業・組織のあるべき姿である「いきいき・つながり職場づくり」の概念枠組みを提案し、これを広く普及し企業活動に変革をもたらすことで、労働者の孤立・孤独を予防する社会づくりを可能とする。具体的には、関係者会議、インタビュー調査を通じて、概念枠組みと実装戦略を作成し、理論的整理、ソーシャルネットワーク分析、インタビュー調査を通じて理論基盤を確立する。また、データを数量的に分析し、孤立・孤独を生みやすい組織を評価する指標や、出勤、オンラインツール、メタバース勤務などの就労形態ごとに孤立・孤独のサインを示す指標を開発し、職場の孤立・孤独のシミュレーションモデルにつなげる。さらに、職場の孤立・孤独を予防するための組織レベルでの対策、管理監督者教育、個人向けプログラムを開発し、PoC(概念実証)で効果検証する。これらを統合し、「いきいき・つながり職場づくり」の理念の下に、企業・組織が自組織を評価し対策を推進できる環境を整備し、啓発・普及、制度への提言を行う。
研究領域SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)

報告書

(2件)
  • 2023 年次報告書 ( PDF )
  • 2022 年次報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2023-01-10   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst