概要 | 重力波望遠鏡を始めとする微小信号精密測定では、雑音低減、信号増幅技術が求められており、オプトメカニカル結合を利用した振動子(光バネ)が有望視されている。
渡航する研究者(博士課程)は、LKBが開発するフォノニック結晶と呼ばれる熱散逸の小さな機械振動子の設計・製作方法を習得し、光バネによる光学希釈効果と組み合わせることで、標準量子限界を超える感度の向上を目指す。また、複雑でかつ精密さを求められる量子制御を含む光学系の制御には、デジタル制御技術が必須であるため、LKBが開発した非線形光学素子の相対位相制御とオプトメカニカル系の同時制御技術についてさらなる知見を共有し、システムの堅牢化と効率化を図る。
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