北中米太平洋沿岸部における巨大地震・津波複合災害リスク軽減に向けた総合的研究
体系的番号 |
JPMJSA2310 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA2310 |
研究代表者 |
中野 元太 京都大学, 防災研究所 巨大災害研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2023 – 2028
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概要 | 本研究は、エルサルバドルおよびメキシコ太平洋岸の国際港湾都市を対象に、地震観測と地震・津波複合災害リスク評価※に基づいたリスク軽減策を提案・実装することを目的とする。まずは、中米海溝を対象とした海底・陸上・測地観測結果から地震シナリオを作成し、強震動モデリングと津波浸水シミュレーションにより、国際港湾都市の直接被害の推定を行う。これに基づき地震・津波による危険物の流出・火災拡大シミュレーション、化学物質の流出シミュレーション、サプライチェーンの被害と経済影響評価を行う。さらに、リスク軽減のための工学的対策と効果的な津波避難を提案し、各関係機関・住民とコミュニケーションを取りながら社会実装を図る。こうしてリスク軽減を行うことにより、国際港湾都市の持続的発展への貢献を目指す。
※ここでの複合災害とは、津波火災、化学物質の流出と津波による拡散、サプライチェーンを介した地域的・地球規模的経済被害を含む。
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研究領域 | 防災 |