概要 | 特異なカチオン秩序配列を持つ化合物群に注目し、構造次元性の制御を通したさまざまな機能物性を実証する。また、異常原子価イオンを含んだ物質群では、電子相転移や物質相変化を実験的に明らかにし、これらの転移に伴う物性の巨大なレスポンスが機能特性として実用できること明らかにする。合成した新物質・新材料の評価には、高分解能かつ高強度で相補的な特徴を有する放射光X線と中性子を併用することで正確な物質構造を同定する。さらに精密な結晶構造変化を明らかにすることで機能特性の発現を引き起こす構造物性相関を明らかにする。若手研究者や学生の短~長期での相互滞在を積極的に支援し、国際的な共同研究と交流に参加し世界のトップ研究者ネットワークへ参画する機会を提供する。
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