カスタマイズ可能な光学センシングの確立と社会・生活に新たな価値をもたらす光情報の高度利用創出
体系的番号 |
JPMJMI23G1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI23G1 |
研究代表者 |
河野 行雄 中央大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2027 (予定)
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概要 | あらゆる物の表層から内部までを可視化することは、対象物の状態を把握する上で必要不可欠である。より正確に内部状態を計測するためには、例えばX線CTなどが用いられるが、装置が高価かつ大型であるため、現場でのその場観察は現実的ではない。また、詳細に成分分析する場合、対象物を破壊、抽出してサンプル分析を行う必要があるため、非破壊で“あるがまま”の状態での分析は、現状では困難である。
本研究では、計測・解析融合画像再構成技術、超広波長域(テラヘルツ~可視光)統合技術を土台として、①光ダメージを受けやすい対象物に対しては微量の光照射で精度よく計測するためのセンサの高感度化、②ダメージレス計測を可能とする低照射下での画像鮮明化、③非破壊・非侵襲での内部構造識別を可能とする内部再構成技術などの基盤技術開発を進める。応用研究としては従来、非破壊での内部計測が困難であった、食品、肌、美術品などを対象にその有効性を検証する。
研究後は、普段使いの可視化技術として広く普及させ、人々のQOL向上、安心・安全社会の実現、新たな価値創造などに寄与する。
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研究領域 | 共通基盤「革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現(本格研究)」 |