体系的番号 |
JPMJSC2306 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC2306 |
研究代表者 |
原田 登 日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所, メディア情報研究部, 上席特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023 – 2027
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概要 | 本研究は、 Telecom applicationサービスへの応用を目的に、我々をとりまく音響イベントを認識し意味的な音の塊を分離するAI技術「音響信号の意味論的理解と分離(S3)」の開発を目的とする。また、この技術を、没入型コミュニケーションとパーソナルアシストの2つのユースケースで実装した組み込みシステムを設計する。S3は、様々な音を分析して分離しメタデータを付与することで、状況に応じて必要な音だけを伝送し、空間的に再構成して再生することを可能とする。これらは例えば、プライバシーに配慮したWeb会議システムやホームモニタリング機器通信への応用や、国際会議の現地参加者とリモート参加者が体験を共有できる新しいインクルーシブコミュニケーション等への応用が期待される。
日本側チームは主に、意味論的分離の基礎となる音源分離・所望音抽出技術の開発と、移動体通信システム国際標準化(3GPP)への提案による社会実装を担う。フランス側チームは主に、開発技術の組み込み機器へのハードウェア実装を行う。両国による本共同研究により、上述した新しいコミュニケーションサービスの実現が期待される。
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研究領域 | エッジAI |