体系的番号 |
JPMJTR23R5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR23R5 |
研究責任者 |
伊藤 めぐみ 帯広畜産大学, 獣医学研究部門, 准教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2025 (予定)
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概要 | 乳牛の主要な疾病のひとつである分娩性低Ca血症は、分娩前後に多発する疾病で、発症牛は血中Ca濃度の低下により筋肉が収縮できず起立不能となる。適切な治療が受けられない場合、牛は分娩後に泌乳することなく淘汰・廃用となるため、経済損失は甚大である。我々は血中Ca濃度の低下が心筋の収縮にも影響を及ぼす点に着目し、これまでに心電図波形から非侵襲的に血中Ca濃度を推定して低Ca血症の有無を早期に判定するシステムを開発した。本課題ではこのシステムをさらに発展させて、ウェアラブル心電計による心電図波形の変化から、分娩性低Ca血症の発症を事前に予測する生産現場で実用可能なシステムを創出する。
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