IoTセンサ用の超軽量・長寿命有機熱電変換モジュールの開発
体系的番号 |
JPMJTR23R6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR23R6 |
研究責任者 |
堀家 匠平 神戸大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2023 – 2025 (予定)
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概要 | 数兆個規模に及ぶIoTセンサの駆動電力確保が課題となる中、電力の地産地消技術としての熱電変換、特に軽量かつ長期間にわたり安定動作可能な素子が求められる。本研究では、提案者独自の「安定なドーピング」「膜製造技術」に関する材料化学シーズと「モジュール最適化」に関するデバイス技術シーズの深化・融合により、導電性有機材料ベースの高出力モジュールを実現する。重さわずか1gで50µW以上を出力し、試作1年後に90%以上のパフォーマンスを維持できる自然冷却型有機熱電変換モジュールを開発し、IoTセンサへの給電を実証する。使用後には可燃ごみとして処理可能であり、環境負荷の低い発電素子としての利点もある。
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