体系的番号 |
JPMJTR23UE |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR23UE |
研究責任者 |
栗澤 元一 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2023 – 2025 (予定)
|
概要 | 様々ながん分子標的薬が開発されているが、その有効性と同時に発現する深刻な副作用が問題となっている。また、想定外の副作用から、承認に失敗する治験薬が報告されており、治療濃度域の拡張を可能とする研究開発に期待が寄せられている。本研究では、服薬コンプライアンスの高い経口投与によって、分子標的薬を腫瘍に送達する薬効増幅型緑茶カテキン・ナノ粒子を開発し、ナノ粒子中の緑茶カテキンと分子標的薬のシナジー効果による抗腫瘍効果の増幅に基づいた副作用のないがん治療の実現を目指す。これによって、分子標的治療の奏功率や生存率の向上だけでなく、治験薬の迅速な薬事承認取得が可能となり、社会保障費や開発コストを削減できる。
|