電磁気学的手法による2023年カフラマンマラシュ地震の震源域のイメージング
体系的番号 |
JPMJJR2302 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJJR2302 |
研究代表者 |
小川 康雄 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2024
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概要 | 壊滅的な被害をもたらしたカフラマンマラシュ地震(マグニチュード7.8と7.6)は、東アナトリア断層系で発生した。本研究では、マグネトテルリック(MT)法と呼ばれる地球電磁気学的な地下探査手法を用いて、震源地周辺の地下流体の分布を解明する。
MT法では自然電磁場の観測から、震源域の比抵抗構造を解析することができる。比抵抗は流体の分布や連結性に敏感であるため、地震発生プロセスを制約する流体分布を可視化することに通ずる。震源域の下方に流体溜まりがあって、その流体が震源域に流入して大地震を引き起こしたと仮定し、それを検証する。
本研究で得られる比抵抗構造は、震源域の地殻流体の時間変動研究のベースラインを提供することにもなる。
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研究領域 | カフラマンマラシュ(トルコ南東部)地震関連 |