資源制約フリーを目指したマグネシウム蓄電池の研究開発
体系的番号 |
JPMJGX23S1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJGX23S1 |
研究代表者 |
市坪 哲 東北大学, 金属材料研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2027
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概要 | 本研究開発課題では資源制約フリーを実現する電池として,Mg金属負極を用いた蓄電池「マグネシウム蓄電池」の開発に取り組む.本研究の目標は,安全・安価で,高エネルギー密度を有するマグネシウム蓄電池の開発である.この蓄電池は,リチウムイオン電池(LIB)を代替するのではなく,これから必要となる電化プロセスに向けて,安全で大型な蓄電池として移動体に載せるだけでなく,分散型電源用定置用電源としての利用が期待される.つまり,現状LIBに頼り切りの蓄電池構成において,多種蓄電池のラインナップを揃えることが求められるが,本蓄電池はその一翼を担うものである.
本研究で達成する目標を以下に示す.
・マグネシウム蓄電池プロトタイプの作製を第一目標とする.
・室温~100℃以下の温度範囲で充放電可能な蓄電池を目指す.
・電極エネルギー密度で300-500 Wh/kgを目指し,ラミネートセルベースで200 Wh/kg以上の蓄電池の達成を目指す.
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研究領域 | 蓄電池 |