GXを駆動する微生物・植物「相互作用育種」の基盤構築
体系的番号 |
JPMJGX23B2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJGX23B2 |
研究代表者 |
野村 暢彦 筑波大学, 生命環境系, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2027
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概要 | 微生物や植物は、単独ではなく相互作用を通じて一つの生命体のように存在しており、これらの相互作用によって物質生産や生育が可能である。従来は個々の微生物や植物の育種が行われてきたが、本研究では相互作用全体を捉え、その系自体を解析し、改良することで個々の微生物や植物の育種では達成できない物質生産やCO2排出削減効果の向上、植物生育の促進などを目指す。マルチオミクスやバイオインフォマティクス技術を用いて、相互作用に関わる遺伝子、代謝経路、化学物質を網羅的に解析する技術を開発する。また、微生物のマイクロドロップレット技術や難培養微生物の培養技術を用いて相互作用に関与する微生物を同定し、遺伝子や化学物質の解析、相互作用物質輸送経路の解明などを行う。これにより、相互作用の全体像や生物の表現型への影響を明らかにし、相互作用制御物質や微生物の予測、探索、解析を行うことで生物間の相互作用を改良する「相互作用育種」を実現する。
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研究領域 | バイオものづくり |