グリーン水素利用による低濃度CO2資源化技術の創成
体系的番号 |
JPMJAN23C5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAN23C5 |
研究代表者 |
寺村 謙太郎 京都大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2026
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概要 | 本研究開発課題ではCO2を利用するべき資源と捉えて、再生可能エネルギーによって製造されたグリーン水素が利用可能な低濃度CO2還元技術の開発を行う。CO2を大規模に資源化するには発電所や製鉄所などの排出源近傍での10%以下の低濃度CO2還元が求められる。排出源ごとに対応可能な要素技術として、低濃度CO2条件下で駆動する触媒によるCO2水素化を提案する。これまで扱われてきた貴金属触媒から脱却するため、酸化物の格子酸素・酸素空孔レドックスを触媒技術として利用して低濃度CO2水素化を達成する。本研究で得られた要素技術を我が国のCO2直接排出量のうち64.7%を占めるエネルギー転換部門・産業部門に実装し、2030年に全排出量の10%に相当するCO2 1億トン/年削減しながら、ガソリンやジェット燃料などのE-fuel合成による100憶円規模の市場形成を狙う。
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研究領域 | 資源循環 |