アフリカの小規模農家における持続可能な気候変動緩和:土壌炭素貯留と温室効果ガス削減 (SMART)
体系的番号 |
JPMJSC23A4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC23A4 |
研究代表者 |
本間 香貴 東北大学, 大学院農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2026
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概要 | 本研究は、温室効果ガス(GHG)放出量の低減および土壌炭素貯留の推進により、サブサハラアフリカ、特に南部アフリカにおける小規模農家向けの気候変動対応型農業システム(Climate-Smart Agriculture: CSA)を共同で開発し、その普及を促進することを目的とする。具体的には、これまで不明であった小規模農業システム由来のGHG放出量や炭素貯留量を定量し、現地農家に適したCSAの導入・拡大を目指す。そのために、日本チームは、作物モデル・シミュレーションを用いて、農業生産に対する複数の異なるCSAの有効性をそれぞれ評価する。南アフリカチームは、気候データを分析し、CSAに関する過去の研究プロジェクトからGHG放出量・炭素貯留量などのデータ抽出・整理を行う。また、南アフリカおよびボツワナチームは、現地農家参加によるCSAの実地試験、および普及・拡大を行う。
これらチームによる共同研究により、GHG放出量低減と土壌炭素貯留を促進するCSAの実践が広く取り入れられ、利用されることで、土壌肥沃度の向上による作物収量の向上、気候変動に対する緩和と適応に貢献する。
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研究領域 | 環境科学 |