宿主―微生物相互作用のホリスティックエンジニアリングによるアフリカにおける持続可能なダイズ保護と干ばつストレスに対する回復力の向上 (MICRO-DRI)
体系的番号 |
JPMJSC23A2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC23A2 |
研究代表者 |
アミテージ デイヴィッド 沖縄科学技術大学院大学, 統合群集生態学ユニット, 准教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2026
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概要 | 本研究は、植物と共生する有益な微生物の集合体(微生物叢(びせいぶつそう))の形成に対して植物のシグナル分子が与える影響を解析し、大豆における干ばつストレスの影響を軽減することを目的とする。具体的には、南アフリカチームは植物のシグナル分子が微生物叢へどのように作用するか研究する。日本チームはこれらの結果を活用して、有益な微生物による植物の環境適応力の付与と、植物生育への影響のトレードオフを評価する。ケニアチームは、東アフリカの異なる気候地域の大豆農家における、有益な微生物叢および植物ホルモンの適用についてのフィールド調査を行う。
本研究により、農業に微生物叢を適用する持続可能な戦略の設計と、植物と微生物の相互作用における植物シグナル分子の役割を明らかにすることを目標とする。本プロジェクトは、アフリカの作物改良産業を支援し干ばつによる作物損失を減らすことによって、人口増加と気候変動への対応を可能にする。
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研究領域 | 環境科学 |