南アフリカ、ケニア、ボツワナにおける人間と自然の対立を監視する地理空間リスク指数ツール (GSRIT)
体系的番号 |
JPMJSC23A1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC23A1 |
研究代表者 |
アバタル ラム 北海道大学, 大学院地球環境科学院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2023 – 2026
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概要 | 本研究は、各種データを統合して人間と自然の対立を監視する地理空間リスク指数ツール(Geo-spatial Risk Index Tool: GSRIT)の開発を通じて、気候変動、人間と野生動物の対立、違法な野生動物の取引によって引き起こされる新たな脅威について、政府や国民に警告することを目的とする。具体的には、日本チームは南アフリカ、ボツワナ、ケニアにおける現地調査を通じて、気候変動、人口増加、土地利用の変化が人間と自然の対立に与える影響についての知見を得るとともに、それを基にGSRITの設計を行う。南アフリカチームは包括的な定性的・定量的データを活用し、関係者間のコミュニケーションを促進する。ケニアチームはプロジェクトの結果を野生動物・観光・文化遺産省と共有し、またケニア野生動物局と協力して、密猟事件や地域社会による報復的な野生動物殺害に関連する特定の要因に対処するための具体的な行動計画を策定する。ボツワナチームは人間と野生動物の対立、密猟と違法野生動物取引、およびそれらに影響を与えるさまざまな要因を評価する。
この共同研究によって、人間と自然の対立によって引き起こされる諸問題の解決に向けた南アフリカ、ケニア、ボツワナの政府による取り組みを支援する。
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研究領域 | 環境科学 |