多層的生体情報の統合による疾患予防デジタルツインの構築
体系的番号 |
JPMJMI24H2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI24H2 |
研究代表者 |
村上 善則 日本医科大学, 先端医学研究所 分子生物学部門, 特命教授
|
研究期間 (年度) |
2024 –
|
概要 | 個々人の健康増進と医療費削減、社会の活力維持には疾患予防が不可欠である。近年のゲノム・情報科学の進歩により、従来の健診と生活習慣改善による画一的予防に加え、ゲノム・オミクス情報等の統合による個別化予防が可能となりつつある。探索研究では、日本独自の企業健診に着目し、6万人規模のゲノム多型情報を付加したコホートを構築し、複数の生活習慣病について、日本人独自の疾患リスク(ポリジェニックリスクスコア:PRS)の算出と検証に成功した。そこで、本格研究では対象を38疾患、20万人に拡大し、情報解析手法の種類と質を拡大するとともに、個別化疾患リスク予測や将来の健康状態シミュレーションに基づいた新規個別化疾患予防法を確立することを目指し、以下の課題を実施する。
1.コホート構築とゲノムデータ収集
2.多層的生体情報の産生と高リスク群の早期診断
3.多層的生体情報のデータ解析とPRS等の指標の構築
4.統合的情報解析による疾患リスク予測デジタルツインの開発
|
研究領域 | 「次世代情報社会の実現」本格研究 |