| 概要 | 本研究では、第一に、現地観測や人工衛星データだけではなくSNSなども含めた多様な観測情報や知見のデータ同化を駆使した、世界で類を見ない全世界で超高解像度(日本域約30m解像度、それ以外90m)・72時間以上先までの洪水予測システムを構築する。第二に、予測情報のカスタマイズ及び適時適切な伝達を行う情報統融合基盤を構築し、個人の避難行動・自治体による避難補助及び被害予防軽減のための対応等に必要な早期洪水警戒情報の適時適切な提供を実現する。第三に、これまでは十分利用されてこなかった洪水予測情報をとり入れた治水計画のあり方を策定し、国や自治体の中長期的治水・土地計画や企業の事業継続計画の策定にも貢献する。以上を通じ、洪水発生を抑止し、かつ誰もが能動的に防災対応を判断・行動できる『洪水を災害にさせない社会』の実現に貢献する。
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