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亡き人のAI生成に関するトラスト形成と合意形成

研究課題

戦略的な研究開発の推進 社会技術研究開発事業(RISTEX)

体系的番号 JPMJRS24L4
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJRS24L4

研究代表者

折田 明子  関東学院大学, 人間共生学部, 教授

研究期間 (年度) 2024 – 2027
概要日常生活のデジタル化が進む一方で、デバイスやサービス利用者の死後に残ったデータをどう扱うかについては、プラットフォーム事業者によってその対応方針が異なる上、社会的な包括的指針がない状況である。また、生前の故人あるいは遺族らが、「デジタル遺品」を残すか削除するかを決める機会はあっても、それらが一致するとは限らない。さらに、遺されたデータをAIが学習し、亡くなった人を生成し、あたかも「よみがえった」かのように再現することが可能になった。こうした故人AIは、新たな追悼の機会を提供する可能性がある一方、遺族や関係者に害を及ぼしたりする可能性もあり、こうした技術やサービスが人と社会に与えるインパクトに対する共通理解は、未だ不十分な状況である。  そこで本研究開発プロジェクトでは、デジタル遺品を元にした故人AIに着目し、【自己決定】、【再現】、【無害・効用】の3つのトラストという観点から、当人を含む利害関係者の合意形成について明らかにする。例えば、故人が生前にデータの使用を許容しない決定をしたならば、その故人の正確な再現は制限されるかもしれない。このように複数トラスト間で発生し得る問題を含め、故人AIをめぐるトラスト形成のメカニズムと阻害要因に対して、実証分析、哲学・倫理学による理論的研究、また法学の観点から委託者/受託者/受益者の枠組みに依拠した分析を行う。これらの成果は事業者向けガイドラインとして取りまとめ、シンポジウムなどを通じて、サービス提供者、一般の利用者に発信、または政策提言として公開することで社会的な合意形成を試みる。
研究領域SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(情報社会における社会的側面からのトラスト形成)

報告書

(1件)
  • 2024 年次報告書 ( PDF )
  • 主な研究成果

    (4件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (4件) (査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 人間の尊厳と死者の尊厳——グラーンの関係論的尊厳概念を中心に2024

    • 著者名
      佐藤啓介
    • 雑誌名

      現代死生学 Contemporary Death and Life Studies

      号: 3 ページ: 118-136

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 一人でいることと、死者との継続する絆2024

    • 著者名
      佐藤啓介
    • 雑誌名

      南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所共催公開シンポジウム2024講演録:〈独りでいること〉の社会倫理—孤独の孤立の問題性を問い直す

      ページ: 34-45

  • [雑誌論文] 生成AIと故人再現のメディア報道:2019年以降の日本の新聞から2024

    • 著者名
      折田明子
    • 雑誌名

      研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)

      巻: 2024-EIP-106 号: 19 ページ: 1-6

  • [雑誌論文] パブリシティ権の立法論2024

    • 著者名
      斉藤邦史
    • 雑誌名

      情報ネットワーク法学会ビジネス法務研究会

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2024-12-19   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2026-09-08  

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