体系的番号 |
JPMJRS24J1 |
研究代表者 |
長神 風二 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026
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概要 | 観察研究の参加者から介入試験の参加者を募るトライアル・レディコホートの仕組みは、アルツハイマー病研究を中心に各国で取り組まれている。また、ゲノム解析結果などによる疾患発症リスク予測の精度が急激に向上する昨今、このリスクを基に予防的な介入を行い経過を観察する研究への需要が高まっている。そのため、一般住民対象のコホート研究/バイオバンクでも、参加者に対して軽度の介入を行う取り組みが一部で試行的に検討されている。本研究では、おおむね健常者である一般住民に対して、観察研究に加える形で介入を導入することについて、その意義・波及・ELSI/RRIの在り方を検討する。峻別されがちな観察研究と介入研究との間の関係性に着目し、一定の介入が行える場合の条件や、営利企業との連携の場合における利益相反の考え方や社会への伝え方などを整理する。そして、研究参加に応募する側の一般住民・社会としての捉え方について検討する。
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研究領域 | 科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム |