犬猫のがんに対するがん分子標的薬パネルを用いたオルガノイドスクリーニングシステムの臨床検証
体系的番号 |
JPMJTR24U5 |
研究責任者 |
中川 貴之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 犬猫の死亡原因の第一位は、人と同様に「悪性腫瘍(がん)」であり、新たながん治療法の開発は喫緊の課題である。我々は犬猫のがんの培養に最適化した独自のオルガノイド技術を用いることで、犬猫患者から得られた腫瘍組織から極めて高い成功確率で、患者由来の培養腫瘍細胞を確立することに成功した。さらに、犬猫腫瘍に有効性の期待できる分子標的薬パネルを開発し、これらを合わせた薬剤スクリーニングシステムを開発した。本研究では本システムの臨床的有効性を実証し、産学共同研究体制の構築を目指す。これにより、犬猫のがんの治療成績を大幅に改善し、さらに犬猫の飼い主の健康や福祉にも貢献する。
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