体系的番号 |
JPMJTR24U6 |
研究責任者 |
脇本 敏幸 北海道大学, 大学院薬学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 農産物の安定供給の維持において農薬は重要な役割を果たしてきた。一方で、農薬使用量の増加に伴い、潜在的な健康被害や環境負荷の問題が顕在化しており、特に欧米において既存農薬の使用規制の強化が進んでいる。そのため、効果の持続性と生分解性を兼ね備えた次世代農薬の開発が世界的な急務となっている。そこで、本研究課題では新たな農薬モダリティとして環状ペプチドを活用することで、これらの課題の克服を目指す。独自に構築した環状ペプチドの効率的化学酵素合成法を用いて、環状ペプチドを基盤とする農薬シーズ候補化合物を探索し、環境負荷を軽減しつつ、効果的かつ安全なペプチド農薬シーズを創製する。
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