体系的番号 |
JPMJTR24U8 |
研究責任者 |
丸山 美帆子 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 私たちは、「尿の検査は必ず室温で行う」という泌尿器科分野の常識に対して、結晶工学的には尿を冷却した方がより多くの析出物が見られると着眼した。その結果、尿路結石症患者の尿を冷却するとリン酸カルシウム(CaP)結晶が高確率で見出されることを世界で初めて発見し特許を申請した。この成果に基づき本課題では、CaP結晶をバイオマーカーとした史上初の尿路結石発症リスクの検査技術を開発する。さらに、「CaP結晶が析出する尿の状態」が尿路結石を発症させる根本原因と考え、CaP結晶が析出しない健常者尿との比較により、患者尿にCaP結晶が析出しなくなる条件を解明することで、尿路結石を予防するための原理を検証する。
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