接着タンパク質を利用した新規胆汁排泄評価手法の開発
体系的番号 |
JPMJTR24UC |
研究責任者 |
荒川 大 金沢大学, 医薬保健研究域薬学系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 胆汁中排泄過程は薬物など化学物質の主要な消失経路であるが、その阻害は胆汁酸の全身および肝細胞内濃度を変動させるため、肝細胞毒性と直結する。また本過程は種差が大きいため、動物試験ではなくヒト肝細胞を用いた評価が望まれる。通常、培養ヒト肝細胞は細胞間に胆汁が分泌される胆管腔を閉鎖的に形成するため、胆汁分泌された化学物質や胆汁酸の回収ができず、その定量性に課題がある。この課題の解決方法として、分泌された胆汁成分を回収可能な新規肝細胞培養系icHepの樹立に成功した。本研究では本手法の実用化を目指し、icHep系の作成方法の最適化並びに製薬メーカーのターゲット用途の検証を行う。
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