有害廃棄物を大幅に削減する精製用モノリス型シリカゲルの開発
体系的番号 |
JPMJTR24T8 |
研究責任者 |
金森 主祥 京都大学, 大学院理学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 高純度一体型(モノリス型)シリカ多孔体の微細構造を最適化することにより、酸・アルカリ耐性を示し再利用可能な高性能分離・精製用カラムの実用化技術を開発する。分離・精製の際に必要な溶媒量を従来品よりも60%以上、固体廃棄物量を90%以上削減できる産業用精製カラムを開発する。本技術を用いると、低溶解性化合物の精製において不可欠であった有害なハロゲン化炭化水素溶媒を必要としない低環境負荷のハロゲンフリー精製も可能となる。医薬品・化成品の精製プロセスにおいて大量消費されているカラム充填剤や溶媒を大幅に削減する低環境負荷型の精製技術を提供し、単なる製造コスト削減のみならず持続可能な社会構築へと貢献する。
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