体系的番号 |
JPMJTR24UF |
研究責任者 |
堀口 道子 山口東京理科大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026 (予定)
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概要 | 細胞資源は、アグリ・バイオ分野の発展に重要な資源であり、細胞資源の保存には細胞バンクが活用され、生殖細胞、家畜細胞、研究用細胞材料等を凍結して長期保存する。しかし、細胞を凍結や解凍する際に細胞内に氷結晶が形成され、細胞膜や細胞小器官がダメージを受けるという課題がある。細胞障害の回避のため、凍結保護剤が用いられているが、凍結や解凍時の細胞障害を完全には回避することはできず、貴重な細胞の活性が低下してしまう。研究責任者は、細胞小器官を凍結ストレスから保護するこれまでの概念とは異なる「細胞内クッション効果」を持つ人工小胞を開発し、細胞生存率を市販品より約20%向上させることに成功した。本研究では、安全で汎用性の高い「次世代クッション型細胞凍結保護剤」の実用化を加速する。
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