「大気汚染」×「医学」を繋げたAIoTによる新しい予防医療の創出
体系的番号 |
JPMJKB2309 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJKB2309 |
研究代表者 |
島田 幸治郎 国立大学法人琉球大学, 理学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026
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概要 | 本研究は、地球温暖化による環境汚染が原因で発病すると報告されている健康被害を解決するために「環境科学」×「医学」のAIoT 開発を目的とする。具体的には、台湾側チームはPM2.5センサーネットワーク、衛星データ、大気質モデルなどの大気汚染データをAIoTに組み込む。次に、森林火災などの大規模大気汚染物質の到達時間と濃度を予測するディープラーニングシステムを構築する。日本側チームは大気汚染との関連が報告されているアテローム性心筋梗塞、うつ病、肺がん、乾癬フレアなどの病気の疫学調査データをAIoTに読み込ませ、さらにディープラーニングシステムを構築する。また、日本側チームは細胞試験により大気汚染と病気の関連性を調査する。この新しいAIoTによって病気の重症化率が低下する事で、医療介護費や社会保険料の低下が見込まれ、社会保障制度の破綻を回避できる。両チームによる共同研究を通じて新しい予防医学の創出に繋がる事が期待される。
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研究領域 | AIシステム構成に資するナノエレクトロニクス技術 |