洪水―社会―個人の双方向カップリングによる包摂性の高い洪水リスク管理モデリング
体系的番号 |
JPMJSC2312 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC2312 |
研究代表者 |
田中 智大 京都大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2024 – 2026
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概要 | 自然災害において、被災者は年齢や職業、人種、経済状況、身体的特徴まで多様であり、包摂的なリスク管理が求められる。本研究は世界中で最も発生頻度が高く、被害額も大きい自然災害の一つである洪水に焦点を当て、既往研究で考慮できていない多様な人々の水害インパクトと長期防災行動に着目し、インクルーシブな洪水リスク管理論を開発する。
両国研究者の強みを生かして、日本側チームは両国の気候変動予測と洪水氾濫解析および日本の対象地域の社会調査を担当し、米国側チームは米国の対象地域で社会調査および社会経済的な多様性を考慮したマルチエージェントモデルを構築する。最後に両チームで協働して将来の社会経済洪水シナリオを分析する。
社会・文化・政策が大きく異なる二国間の共同研究を通して、社会文化と住民の多様性を陽に考慮した洪水リスク管理手法の確立と、より良いリスク管理シナリオの創出を目指す。
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研究領域 | 人間中心のデータを活用した災害レジリエンス研究 |