気候変動によるエビ類ウイルス病の増殖ダイナミクス予測と病原性ウイルスに対する治療法の開発
体系的番号 |
JPMJSC24E6 |
研究代表者 |
小祝 敬一郎 東京海洋大学, 学術研究院 水圏生物生産工学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2025 – 2027
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概要 | クルマエビ類の養殖は、細菌やウイルス病の被害が大きく、病原体の正確かつ迅速な検査と治療法の確立が求められている。従来のPCRベースの検出は、特別な機器を必要とする点で現場での実用性に欠けていた。正確かつ迅速なウイルス検出には、株間のゲノム配列を比較した上での等温増幅技術およびDNAクロマト検査技術の適用が有効である。
本研究で、エビ類病原ウイルスの単一ウイルス解析を実施することで、ウイルス株ごとの気候変動に伴う増殖リスクを評価できるようになるとともに、株間の塩基配列解析に基づいた正確なウイルス検出手法が開発可能となる。さらに、各国由来の異なるウイルス株の毒性を比較評価することで効果的な治療法の確立にもつながり、クルマエビ類のウイルス病による被害を減少させることができる。
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研究領域 | 農業(食料) |