棚田域におけるメタンガス排出抑制と収量増加を実現する小規模水田のCSA
体系的番号 |
JPMJSC24E5 |
研究代表者 |
加藤 亮 東京農工大学, 農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2025 – 2027
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概要 | 本研究は、小規模ながら生態系サービスの大きい棚田域の収量増加とメタンガス排出抑制を実現し、水利用効率の向上により稲作栽培のリスクの低減を実現するため、時空間的に密なモニタリングと精度の高い予測モデルに基づいた気候変動対応型農業(CSA)を開発し、農村域に定着する実装プランを構築することを目的とする。
具体的には、インドネシアのバリ島の間断灌漑技術(AWD)を試験的に行う棚田域での水田を対象に、圃場スケールでメタンガス抑制、収量、水利用効率向上のためのAWDガイドラインを開発することで、流域スケールでの水配分、水収支解析を実施し、流域スケールでのAWDの展開の利点と減収リスクを回避してAWDの信頼性の向上につなげる。
水管理組合が協力して流域全体で取り組めるAWDのシナリオをゲーム理論の解析から明らかにし、AWDの社会実装の実現に貢献する。
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研究領域 | 農業(食料) |