湿潤バイオマス廃棄物からの資源回収の持続可能性向上:クリーンなモビリティ向けの実験検証済みGISベースの統合バイオリファイナリー
体系的番号 |
JPMJSC24E1 |
研究代表者 |
小野田 弘士 早稲田大学, 大学院環境・エネルギー研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2025 – 2027
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概要 | 本研究は、東南アジアにおいて、農業部門や観光部門から発生する都市固形廃棄物や残留物をバイオ燃料や液体肥料に変換するバイオリファイナリーの経済的および技術的実行可能性を向上させることを目的とする。
日本側チームは湿潤バイオマス廃棄物の発生源収集と機械的分離技術に関する研究を実施する。タイ側チーム、インドネシア側チームおよびフィリピン側チームは地理空間データの収集を行い、日本側チームおよびフィリピン側チームは地理情報システム(GIS)マッピングとバイオファイナリー統合における需要・供給・回収のエネルギー管理設計を行う。インドネシア側チームは、タイ側チームが開発した触媒を用いて生化学および熱化学変換実験を実施する。タイ側チームはバイオアルコールの生成実験も行い、インドネシア側チームがその化学的特性評価を行う。最後に、参加各国で社会技術経済(STE)分析を実施する。
共同研究を通して、実験に基づいたGISベースの意思決定ツールの開発を行い、湿潤バイオマス廃棄物を用いたバイオリファイナリーの最適化を目指す。また、空間モデリング、実験、プロセスシミュレーションおよび計量経済学を統合して、STEのパフォーマンスを評価し、向上させる。
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研究領域 | 代替エネルギー |