地球規模の気候変動下にあるボツワナと南アフリカで、収穫前および収穫後の植物防除がトマトのバリューチェーンにおける腐敗におよぼす効果
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JPMJSC24A4 |
研究代表者 |
櫻井 武司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授
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| 研究期間 (年度) |
2025 – 2027
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| 概要 | 本研究は、アフリカ南部地域のトマトのバリューチェーンを対象に、腐敗による食品ロスとそれに起因する温暖化ガスの発生を削減することを目的とする。具体的には、アフリカ側のうち南アフリカチームは南アフリカとボツワナの調査対象地域でトマトの収穫後腐敗の原因となるカビを収集し、DNAレベルで菌種の同定を行い、その菌種に効果のある防カビ剤を特定する。また、原因となる菌種の発生を気象条件に基づいて予測するモデルを運用する。以上から、アフリカ側チームは、カビの菌種同定、発生時期の予測、さらに収穫前後のトマトの扱いの改善を組み合わせた統合的管理手法を開発し、それぞれの調査地のトマト圃場(ほじょう)で効果を確認する。日本側チームは、小規模トマト農家を対象に統合的管理手法を評価するためのランダム化比較試験を設計し、アフリカ側チームと協力して実施する。手法の評価は、トマトの腐敗の発生率および生産者の利潤によって行う。さらに、流通業者や小売業者、消費者への影響も考慮する。チームによる共同研究を通して、南アフリカやボツワナと同様の気象条件にあるアフリカ南部地域において、トマトの腐敗による損失を削減し、温暖化ガスの発生を抑制することが期待される。
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| 研究領域 | 地球環境科学 |