| 体系的番号 |
JPMJNX25B1 |
研究代表者 |
稲田 幹 九州大学, 大学院工学研究院/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 准教授
|
| 研究期間 (年度) |
2025 – 2027
|
| 概要 | 本研究は、バイオ廃棄物を原料に用いて、バイオ光触媒によるグリーン水素の製造と、生成した水素から硫黄などの不純物を除去する水素製造技術の開発を目的とする。
具体的には、日本側は二酸化チタン(TiO2)や亜鉛部分置換酸窒化ガリウム(Ga(Zn)ON)などの無機光触媒と、ヒドロゲナーゼやニトロゲナーゼなどの酵素を組み合わせたバイオ光触媒技術の向上を図る。タイ側は、リグニンなどのバイオ廃棄物を原料として酵素を育成し、そのバイオ廃棄物を犠牲剤として水素を製造するプロセスを検討する。
両国の研究チームによる共同研究を通して、高効率かつ低コストでバイオ廃棄物からグリーン水素を製造し、その水素から不純物を除去して燃料電池車に利用可能な高純度の水素を得ることを目指す。本研究により、廃棄物の処理とグリーン水素の製造を同時に実現し、持続可能な社会の構築に貢献することが期待できる。
|
| 研究領域 | 日本-タイ「グリーンテクノロジー」 |