バングラデシュ北東部ハオール域の高精度洪水予測システムの共創と実装
| 体系的番号 |
JPMJSA2509 |
研究代表者 |
寺尾 徹 香川大学, 教育学部, 教授
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| 研究期間 (年度) |
2025 – 2030
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| 概要 | 本研究は、氾濫湖(ハオール)の季節的な消長による深刻な被害を抱える北東部を対象に、低平地において離合を繰り返す国際河川の予測不確実性を低減した高精度洪水予測システムを共創し、ハオール域における地域防災力の向上への貢献を目指す。具体的には、(1)低平地に対応可能な洪水氾濫モデル開発による高精度洪水予測システムの実装、(2)国際河川の上流域を含む気象水文モニタリングシステムの実装によって改善された気象水文情報を用いた洪水予測の高精度化、(3)気候変動影響評価による極端降水や洪水リスクなどの将来予測情報改善、(4)予警報システムの改良と防災教育プログラム開発を通じた、高精度洪水予測情報の地域に適した活用方法の開発を実施する。将来的には、研究成果と実装内容を中央政府に提案し、安全・安心で強靭な地域コミュニティーを構築するハオールマスタープランに沿ったバングラデシュ国家適応計画(2023~2025)への活用が期待される。
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| 研究領域 | 防災 |