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地雷撤去地域の農業を復興するルーメンハイブリッド型メタン発酵システムおよび新規選択的CO2吸着技術による電力・有機肥料生産

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 SATREPS

体系的番号 JPMJSA2505

研究代表者

馬場 保徳  石川県立大学, 生物資源工学研究所, 准教授

研究期間 (年度) 2025 – 2030
概要本研究は、途上国の農業所得を圧迫している燃料・肥料代の高騰を解決するため、カンボジアの地雷撤去済み農地において、雑草や農業廃棄物から燃料と肥料を生み出す新規メタン発酵システムの開発・導入を目指す。予備試験の結果、1ヘクタールの水田近傍に90株のバナナを植えれば、新規メタン発酵システムによってバナナ茎葉から燃料・肥料の自給が可能となり、農家の貧困解消が見込まれる。具体的には、(1)白色腐朽菌・ルーメンハイブリッド型メタン発酵システムの開発、(2)新規CO2分離回収素材の開発、(3)メタン発酵液肥の効果的な施用法の開発、(4)実証試験とイノベーティブコミュニティーセンター(ICC)の設立に取り組む。将来的には、ICCが中心となり新規メタン発酵システムをカンボジア農家の50パーセントに導入することで年間400万トンの温室効果ガスを削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献する。
研究領域環境・エネルギー(カーボンニュートラル)

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2025-07-16  

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