バイオマス由来触媒によるPower-to-Xの確立と資源・エネルギー循環社会の実現
| 体系的番号 |
JPMJMI25I1 |
研究代表者 |
藪 浩 東北大学, 材料科学高等研究所, 教授
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| 研究期間 (年度) |
2025 – 2029
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| 概要 | 本研究では、合成燃料の一つであるメタンの直接合成に要する触媒を、ホヤ殻由来セルロースと乾燥血粉や廃棄藻類などの廃棄バイオマス原料を焼成したナノ血炭触媒で実現するとともに、触媒の原子・分子レベルの構造を最適化し従来触媒を凌駕する性能を目指す。また、本触媒を担持した電極およびセルスタックを開発し、電解槽システムでの合成メタン製造を実証する。さらに、廃棄バイオマスの収集から触媒合成、電極と電解槽システムの開発製造、合成メタンの流通といった一連のサプライチェーンを構築することで、REの拡大と最大活用を通じて、我が国のエネルギー自立と脱炭素との両立を可能とする資源・エネルギー循環社会の実現を目指す。
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| 研究領域 | 顕在化する社会課題の解決「持続可能な環境・自然資本を実現し活用する新たな循環社会システムの構築(本格研究)」 |