| 概要 | 植物バイオマス中に含まれるリグニンは、地球上で最も豊富に存在する再生可能な芳香族資源である。このリグニンを工業的に有効利用するための変換技術開発は持続可能な社会の実現において必須となる。化学分解と微生物代謝の組み合わせは複雑で不定形な高分子リグニンを単一化合物に変換できるため、リグニンの利用価値を高める有望な手段である。本課題では、紙パルプ産業で大規模に副産する工業リグニンに着目し、工業リグニンを効率的に低分子化する化学分解法の検討と条件最適化を行い、得られた低分子芳香族化合物から石油系樹脂代替原料“2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)”の発酵生産システムの開発を目指す。
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