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水谷植物情報物質プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER8803
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER8803

研究代表者

水谷 純也  北海道大学, 農学部, 教授

研究期間 (年度) 1988 – 1993
概要植物は自らの意志で動けないので化学物質により他の動植物から自分を守ったり、他を攻撃していると考えられます。プロジェクトでは、この生物間相互作用において情報をやりとりしている化学物質(植物情報物質)の探索とその作用・生成機構、生態系における振舞いなどについて探求しました。研究では、植物の防御機構に関与している誘導性抗菌物質や摂食阻害物質などを多数見いだし、その動態と機能について検討を行いました。また、葉面に着生している細菌が植物二次代謝産物のケイ皮酸を抗菌性スチレンに変換していることを確認し、新しいエコシステムモデルを提唱しました。さらに遺伝子レベルにおける生態化学的役割についても検討を行い新しい知見を得ました。この他、昆虫へのマイクロダイアリス法の適用や植物情報物質の導入に有用な小型微粒子銃の開発などを行いました。これらの研究から、自然の理にかかった新たな農薬・医薬等の開発や産業面への応用が期待されます。

報告書

(1件)
  • 1993 終了報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-08-07  

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