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青野原子制御表面プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER8901
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER8901

研究代表者

青野 正和  特殊法人理化学研究所, 主任研究員

研究期間 (年度) 1989 – 1994
概要原子を一個の単位で操作する様々な技術の開発、その基本となる物質機構の解明、そしてそれらの応用について研究を行いました。これらの研究により、走査トンネル顕微鏡(STM)の探針を用いて、原子一個を「引き抜く」、「与える」ための技術とそれらをリアルタイムで検出する方法を確立し、STM探針による単原子操作の物理機構を理論と実験の両面から解明しました。また、STM像の理論計算法を確立し、シミュレーションによる安定原子配列の理論的予測を可能にしました。さらに、STM探針先端における化学反応を利用したり、探針先端の構造と組成を制御することによって試料表面に異種原子を一個ずつ連続供給する方法も開発しました。その他、有機分子を構造単位として持ち、室温で動作するシングル・エレクトロン・トランジスターを可能にする基礎実験に成功するなど、新規な人工物質、デバイスの実現に手掛かりを得ました。

報告書

(1件)
  • 1994 終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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