体系的番号 |
JPMJER9101 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJER9101 |
研究代表者 |
岡山 博人 東京大学, 医学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
1991 – 1996
|
概要 | 細胞の増殖と分化をうまく行うことによって、単細胞生物は生存の可能性を高め、多細胞生物は個体発生を行います。このプロジェクトでは分裂酵母ならびに哺乳動物細胞をモデル生物として、増殖と分化を制御するマスタースイッチ、すなわち、分化の開始機構と細胞周期の制御機構の解明を目指しました。研究では、10数種の新しい制御因子を発見し、新しい分化制御シグナルの存在、常数分裂サイクルと減数分裂サイクルの開始制御機構、細胞周期のチェックポイントセンサー機構、哺乳動物のDNA損傷によるGI期チェックポイント機構の根幹を明らかにしました。それによって細胞の癌化機構の解明に重要な手がかりを得ることができました。
|