体系的番号 |
JPMJER9403 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJER9403 |
研究代表者 |
平尾 一之 京都大学, 大学院工学研究科材料化学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
1994 – 1999
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概要 | ガラスなどの非晶質材料は内部構造の自由度が大きいため、電場・磁場・光などの外部場によって新たな構造が誘起され、これまでにない様々な機能の発現が可能になるものと期待されます。本プロジェクトは、このような誘起構造の形成技術の探索と発現機能の追求、および誘起構造の理論設計を目指して研究を進めました。その結果、フェムト秒・超短パルスレーザ光の集光照射により、ガラス内部の任意の位置に屈折率変化・イオン価数変化・結晶化・分極配向などの永続的な構造変化が誘起されることを見出しました。さらに、これらの構造変化を利用して、光導波・光メモリ・波長変換など様々な光機能を持つ三次元素子が得られることを明らかにすると共に、超高速の光誘起光スイッチを実現するなど、将来の超高速・大容量光情報処理技術をガラス材料で実現する道を拓きました。
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