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月田細胞軸プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER9603
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER9603

研究代表者

月田 承一郎  京都大学, 大学院医学研究科分子細胞情報学講座, 教授

研究期間 (年度) 1996 – 2001
概要細胞が極性を形成するのは、個体発生における形作りの色々な場面でみられます。それぞれの細胞が極性形成、すなわち細胞内の部品をある方向に向かって配置する場合、それぞれの細胞は基本となる細胞軸を、自らの中に持っていると思われます。この様なすべての細胞に普遍的な座標軸を、細胞軸と呼びます。この軸の分子的基盤は何かについて、種々の生物の系で解析を行いました。特に緑色蛍光タンパク質GFPを用いて、軸が変化する場合に何が、どのように動くかを調べたのが、この研究の特色であります。中心体に付属するPCM-1タンパク質より成る、中心体へ集積する全く新しい細胞内オルガネラの発見、癌抑制遺伝子産物APCの微小管に沿った運動の可視化、ショウジョウバエ多核性胞胚におけるカドヘリン - カテニン接着系のふるまいのライブ観察などの結果は、これまでなかった新しい動的な考えが細胞軸研究には必要であることを示した、画期的なものです。また、酵母を用いたアンフォルジンの同定と解析は、細胞軸の決定に全く新しいタイプの機能が必要なことを示しました。

報告書

(3件)
  • 2001 中間評価書 ( PDF )   事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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