体系的番号 |
JPMJER9801 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJER9801 |
研究代表者 |
大津 元一 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科電子機能システム専攻, 教授
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2003
|
概要 | 従来の光科学技術では光の回折によりその空間分解能は光の波長程度に制限されます(回折限界)。この限界の打破のために、本プロジェクトは近接場光を研究し、その応用としてのナノフォトニクス(近接場光を媒介としたナノ寸法物質間の局所的電磁相互作用を利用してナノ寸法の光デバイスを作製し、動作させる技術)とナノフォトニクス(近接場光を使った原子操作技術)を開発しました。まず量子力学的な物理量をも矛盾なく記述できる近接場光理論を構築しました。次にナノフォトニクスではナノフォトニクスイッチなどのデバイス、ナノ光化学気相堆積などの加工法などを開発しました。さらにアトムフォトニクスでは原子の偏向、誘導、捕獲、移動、解放などの方法を開発しました。これらの成果は光科学技術のパラダイムシフトを実現すると供に、ひろい応用を通じて21世紀の高度情報化・高度福祉社会に貢献するところが大きいと期待されます。
|