体系的番号 |
JPMJER0001 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJER0001 |
研究代表者 |
相田 卓三 東京大学, 大学院工学系研究科化学生命工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2000 – 2005
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概要 | 通常、分子は多様な相互作用の環境に置かれていますが、雑多な相互作用の呪縛から解放すると、全く新しい性質が見えてくるかもしれません。本プロジェクトでは「分子間相互作用を高度に制御することにより、分子のもつ特性を引き出し、新たな機能を導く」という基本戦略のもとに、化学と他分野の境界領域を開拓することをめざしました。有機・無機を問わず、一義的に定まった空間に分子を孤立させるための道具としての特異なナノ空間の構築と機能開拓をねらって、ナノスケールの空間の新しい使い方を探索し、デンドリマーやメソポーラスシリカを対象とした研究を精力的に展開する一方で、超分子グラファイトナノチューブなど独自のモチーフを構築し、カーボンナノチューブのソフトマテリアル化に成功し、また超分子グラファイトナノチューブによる分子ソレノイドの可能性を提案するなどナノマテリアルデザインへの新しい道標を築くことができました。
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