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柳沢オーファン受容体プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER0103
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER0103

研究代表者

柳沢 正史  テキサス大学, サウスウェスタン医学センター, 教授

研究期間 (年度) 2001 – 2006
概要私達はオーファン受容体(そのリガンドが不明であり生理機能が明らかでない受容体)のリガンドハンティングを精力的に押し進め、1998年には食欲や睡眠の制禦に関連する新規の神経伝達物質オレキシンを単離・同定しました。本プロジェクトでは、このオレキシンの遺伝子欠損マウスを用いた研究により、突然深い眠りに陥る睡眠障害ナルコレプシーがオレキシンにより改善されることを明らかにしました。また、オーファン受容体のGPR103に対する内在性のリガンドの同定にも成功し、このリガンドが食欲、血圧調節などに関与していることを明らかにしました。さらに、オーファン受容体のGPR7に対する新規のリガンドとしてNPBならびにNPW(ニューロペプチドBならびにW)を単離・同定し、遺伝子欠損マウスの解析からこれらのペプチドがエネルギー代謝やストレス、喜怒哀楽の感情制禦などに重要な役割を果たしている事を明らかにしつつあります。

報告書

(3件)
  • 2006 中間評価書 ( PDF )   事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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