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分子内プロトン移動過程における分子振動の選択的励起の効果

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 さきがけ

体系的番号 JPMJPR9734
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJPR9734

研究代表者

柴田 穣  レーザー技術総合研究所, 研究員

研究期間 (年度) 1997 – 2000
概要時間分解過渡的ホールバーニングという手法を、プロトン移動反応のダイナミクスの観測に応用します。さらに、分子内振動の振動数に共鳴したレーザー光を照射してその振動モードを選択的に励起し、プロトン移動反応に対するその効果を観測することを考えています。二つのほぼ縮退した状態間のプロトン移動は凝縮系全般で普遍的に見られる過程で、蛋白質分子などの構造の柔軟さの起源の一つにも考えられています。この過程では、量子力学的なプロトンのトンネリングと古典的な重い原子核の運動とが同時に起こり、かつ両者が絡み合っているため、その機構はいまだ完全には理解されていません。本研究では、この機構の解明を目指します。
研究領域状態と変革

報告書

(1件)
  • 2000 終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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