体系的課題番号 |
JPMJCR98O2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR98O2 |
研究代表者 |
遠山 正彌 大阪大学, 大学院医学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
1998 – 2003
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概要 | 神経細胞は低酸素負荷により容易に死に至り虚血性脳障害を引き起こします。一方、アストロサイトは強い耐性を示します。本研究では、低酸素に耐性を示すことを可能とするタンパク発現の機序が神経細胞には欠如しているが、アストロサイトには備わっているという視点に立ち、これまで新規に単離した三種のストレスタンパクの機能解析を行い、アストロサイトに備わる虚血耐性機序を神経細胞に発現させることにより神経細胞を守ることをめざします。また、孤発性アルツハイマー病患者では、プレセニリン-2のスプライシング異常産物が蓄積しています。本研究では、この産物によってもたらされる細胞ストレスの機構と、スプライシング制御機構の解明を試み、アルツハイマー病の新たな治療法の開発をめざします。
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研究領域 | 脳を守る |