研究代表者 |
本多 三男 国立感染症研究所, 研究センター第一研究グループ, グループ長
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研究期間 (年度) |
1997 – 2002
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概要 | エイズ(AIDS)はヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染を原因とするウィルス感染症で、HIVには、大別してウィルスの遺伝子構造の違いによりA型からK 型まであります。本プロジェクトでは、HIV抗原分泌型のリコンビナントBCGワクチンを用いることによりHIV特異的に細胞性免疫や液性免疫が誘導されることに着目し、BCGをベクターとしたクレイドE型ウィルスワクチンの開発の可能性をタイ国との共同研究により探りました。 ワクチン投与の適正化やワクチンの安全性・安定性について、サルを用いた動物実験を中心に行いました。本プロジェクトで得られた研究成果は、WHO(世界保健機関)やCDC(米疾病対策センター)等の専門家から評価を受け、今後のワクチン開発に向けた次のステップ(人に接種する臨床試験)が検討されました。
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