研究代表者 |
柳田 敏雄 大阪大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 2002
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概要 | 生命機能を担う蛋白質は自ら集合し、お互いにダイナミックに相互作用して、生体システムを構成し、エネルギー変換、情報変換、複製など生命活動に重要な働きをしています。この高い機能性を生物分子システムがどのようにして実現しているのか、その仕組みの解明のために、単一生体分子をイメージングし、ナノメーターの精度で捕らえ操作する技術を開発・展開するとともに、実験データを基にした理論を展開して、生体システムの巧妙な動作アルゴリズムの解明を目指しました。生物分子機械では人工機械では実現できないような高い自律性、柔軟性を示し、非常に効率よく働くことや、生体分子のユニークな挙動が明らかになりました。確実なデータを蓄積し、より高度な生体システムの仕組みの解明に向けて、さらに大きな発展への礎を築くことができました。
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